大きな飛球が外野のファウルポールに直接当たった。「ファウルという名前だから、打ち直し?」と迷いやすい場面ですが、フェンスより高い位置のポールに飛球が直接当たれば、本塁打です。
WBSCファストピッチ規則に基づき、フェア・ファウルの判断と、本塁打になる条件を分けて説明します。
ファウルポールに当たった飛球はフェア
ファウルポールは、外野のフェア地域とファウル地域の境界を示すものです。名称に「ファウル」と付いていても、飛球がポールに当たったことを理由にファウルになるわけではありません。
WBSC規則5.1.16(g)は、飛球がファウルポールに当たる場合をフェアボールとしています。名前ではなく、球が何に触れたかを確認しましょう。
本塁打の条件は、フェンスより高い位置への接触
例えば走者なしで、打者がレフト方向へ大きな飛球を打ったとします。球は地面やフェンスに一度も当たらず、外野フェンスの上端より高い位置のファウルポールに直接接触しました。

WBSC規則5.5.1(g)(iii)に、この条件の本塁打が規定されています。ポールに当たった後、球が場内側へ戻ってきても、この接触が成立していれば、単なるフェンスの跳ね返りとしてプレーを続ける場面ではありません。
「ポールに当たれば全部ホームラン」ではない
- フェンスより上に飛球が直接当たる:この記事で扱う本塁打の場面です。
- フェンスより低い位置に当たる:同じ本塁打の条件とはいえません。接触した場所や、その後の球の状態を確認します。
- いったん地面に跳ねた球が当たる:ノーバウンドの飛球が直接当たった場合と同じ扱いにはできません。
- ポールの近くを通っただけ:接触した場合とは別に、フェンスを越えた位置などを確認する必要があります。
特に遠くから見ると、ポールへの接触なのか、その横を通過したのかが分かりにくいことがあります。選手やベンチの印象だけで決めず、審判の判定を確認しましょう。

試合前に確認しておきたいこと
この説明は、正規の外野フェンスとファウルポールがある球場を想定しています。仮設フェンス、ポールの代わりとなる目印、独自の境界がある球場では、試合前に審判と大会の取り決めを確認しておくと、プレー中の迷いを減らせます。
覚えておきたいのは、「ポールへの飛球の接触はフェア」「フェンスより上への直接接触なら本塁打」という二つの判断です。接触の高さと、それまでに地面などに当たっていないかを併せて見ましょう。
公式根拠と確認範囲
WBSC Official Rules of Softball Fast Pitch 2026–2029の5.1.16(g)(ポールに当たる飛球のフェア判定)、5.5.1(g)(iii)(フェンスより上のポール接触による本塁打)を参照しています。
確認日:2026年10月31日。2026年度JSA規則全文および各大会の特別規定との完全照合は未了です。国内大会では、その大会の採用規則と球場の取り決めを確認してください。
大会結果や練習のヒントをLINEで受け取りませんか?
Softball Times公式LINEでは、ソフトボールの大会結果・練習のヒント・チーム情報などをお届けしています。






