ソフトボールをするのにグローブ(グラブ)は欠かせないアイテムですね。どのメーカーでも同じように思いがちなグローブでもポジションやメーカーによってグローブの特徴は様々です。今回はソフトボール選手達が選ぶグローブの選び方や選ぶべきグローブメーカーをご紹介していきます。
目次
ソフトボール用グローブ(グラブ)のルール
ソフトボールのグローブでは、配色は何色利用してもルール上問題ありません。しかし、ピッチャーはボールと同一色のグローブに利用することが禁止されています。そのため、白いボールでプレーする場合は白、黄色のボールでプレーする場合は黄色を利用しないようにしましょう。審判によっては、灰色など似た色でも注意される場合もあるので、似た色を利用することも避けた方がいいでしょう。
ソフトボール用グローブ(グラブ)と野球用グローブの違い
ソフトボールは中学生以上の一般用で利用する3号球は周囲が30.5cm、小学生向けの2号球はで周囲は28.6cm、小学校低学年向けの1号球は周囲は26.7cmとなっており、野球で使用されるボールよりも大きいボールでプレーします。そのため、ソフトボールでは、野球よりもポケットが大きいグローブを利用します。野球のグローブを代用することも可能ですが、ポケットが小さいことからエラーの原因になってしまいます。
また、ボールが大きいので、耐久性が高いグローブを利用することをオススメです。
ソフトボール用グローブの素材
天然本革
本革は使えば使うほど自分の手の形に馴染んでいきます。また、物持ちも良く、長い間使用することができることもおすすめです。少し価格は高いですが長く手に馴染むグローブを利用したい方にはおすすめです。
合成皮革
趣味でキャッチボールをしたり、遊ぶことが目的の場合は合成皮革のグローブ で十分です。 水に強い特徴があるので雨の日の練習用で利用するのもおすすめです。しかし、本革に比べて劣化が早いのを理解した上で購入しましょう。
メッシュ
最近ではグローブの素材にメッシュ素材を使うこともあります。メッシュ素材を使うことによって通気性の向上や軽量化に優れるというメリットがあります。
ソフトボール ポジション別グローブ(グラブ)の選び方
ソフトボールは野球用のグローブでもプレーすることはできますが、ボールの大きさが野球とは全く異なるため、小さいグローブを選んでしまうと上手く捕球ができず、さらに野球で使用するよりも早く壊れてしまうことがあります。自身のパフォーマンス向上のためにもそれぞれのグローブの特徴を見極めて選ぶことが大切です。
ソフトボール グローブ(グラブ)のポジションごとの違い
ポジションによって使用するグローブの種類や特徴などは変わってきます。まずは、ポジション毎のグローブの違いについて解説していきます。
(1)ソフトボール ピッチャーのグローブ(グラブ)
ピッチャーは自身が投げやすくバランスのとりやすいグローブを選ぶのが良いでしょう。また、握り方を打者に見られないように考慮する必要があるので、グローブでボールを全体的に包み込むような形のグローブを使用します。さらにソフトボールのピッチャーは、ルール上ボールやボールの糸と同色系のグローブの使用を禁じられているため、オーダーでグローブを注文する際は注意が必要です。
(2)ソフトボール キャッチャーのグローブ(グラブ)
キャッチャーは野手よりもボールを捕球する機会が多いため、がっちりと掴むことが可能な捕球面の広いキャッチャーミットを使用します。先端が長いファーストミットと同様の形をしたグローブを利用する選手が多いです。
(3)ソフトボール ファーストのグローブ(グラブ)
ファーストもキャッチャー同様にボールを捕球する機会が多く、様々な取り方をしなければなりません。少しでも球までの距離を縮めるため、捕球面が広く、先端が長いファーストミットを使用します。
(4)ソフトボール ショートのグローブ(グラブ)
ショートは様々な体勢で捕球や送球をするため、ボールが取りやすい縦長で大きめのグローブで、グローブが開きやすいものがいいでしょう。
(5)ソフトボール セカンドのグローブ(グラブ)
セカンドは捕球してから素早く送球することと細かい動きが必要なので、握り替えのしやすいコンパクトなグローブを使用します。
(6)ソフトボール サードのグローブ(グラブ)
サードは強い打球が来たり、ダブルプレーやバント処理など素早く送球する場面も多々あるため、がっちり捕球できて、素早い動きにも対応できるグローブを使用します。
(7)ソフトボール 外野手のグローブ(グラブ)
外野手はゴロやフライなどをがっちり捕球してから送球となるため内野手ほど握り替えには気を使いませんが、それでも早くできるに越したことはありません。そのため、ショートと似たような形になりますが縦に長く大きく開きやすいグローブを使用します。
ソフトボール選手達が選ぶおすすめグローブメーカー11選
(1)Mizuno(ミズノ)のグローブ(グラブ)
ミズノ(MIZUNO) 1AJGS18820 ソフトボール用グラブ(オールラウンド用) ベリフニ 左投げ用あり 20%OFF ソフトボール用品 グローブ 2020SS
グローバルエリート H Selection 02+プラス/ソフトボール・外野手用グラブ(1AJGS22417)『ソフトボール グローブ ミズノ』
ミズノは野球以外にも様々なスポーツで知られているメーカーです。野球・ソフトボール用品の中でも王道であるミズノ。幅広い価格帯で、種類も豊富なためそれぞれの特徴を理解した上で購入することをおすすめします。扱っている店舗が多いため一度手にはめて感触を試してみてはいかがでしょうか。
(2)ローリングス(Rawlings)のグローブ(グラブ)
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ローリングスはアメリカのメーカーで、メジャーリーグ内の使用率は50%以上です。今のグローブの形をつくったのはローリングスであり、長い歴史を持っています。こだわりを持った品質の良い皮を使用しているためフィット感がほかのメーカーとは違う点が人気です。品質の良い皮にこだわりたいという方におすすめです。
(3)Third Field(サードフィールド)のグローブ(グラブ)
Third Field(サードフィールド)のグローブ紹介ページはこちら
Third FieldはSoftball Timesが立ち上げたオーダーグローブブランドです。価格は均一で料金を気にせずにあなたこだわりのデザインのグローブを作成できることが特徴です。
オーダーしたグローブは裁断、縫製、仕上げまでのすべての工程をグローブの町、奈良県三宅町の工場で行っており、全て国内生産になるので安心してオーダーが可能です。
(4)スラッガー(久保田スラッガー)のグローブ(グラブ)
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小学生から高校生と若い世代から人気のあるメーカーです。型を自分好みにつけやすく非常にフィットします。好みの型がつけやすい分、皮が薄く手に振動が伝わりやすいので、守備手をつけることをおすすめします。
(5)桜グラブのグローブ(グラブ)
桜グラブのグローブ紹介ページはこちら
桜グラブのグローブは、野球用グローブにはないソフトボール特有のデザインや豊富なカラーバリエーション、大きいソフトボールでも耐えることができる耐久性の高いグローブを作りたいという想いから立ち上げられたグローブメーカーです。現役ソフトボールプレイヤーがこだわったグローブをご提供しています。
(6)asics(アシックス)のグローブ(グラブ)
VID SHINE/ビッドシャイン/ソフトボール用グラブ/外野手用(BGS8XU)『ソフトボール グローブ アシックス』
ソフトボール用ダイブ オールポジション用【ASICS】アシックスBASEBALL GLOVE ソフトボール用20SS(3121A459)*25
アシックスといえばシューズのイメージが強いスポーツメーカーですが、日本ハムファイターズからメジャーリーグのエンゼルスへ行った大谷選手はアシックスのグローブを使用しています。2013年から野球事業をスタートしたため歴史は浅いですが、新しい技術を多く取り入れているため使いやすいグローブとなっています。
(7)ZETT(ゼット)のグローブ(グラブ)
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ゼットの売りは強度のあるグローブで皮に厚みがあり耐久性フィット感ともに優れています。価格は高いですが手入れをすれば長く使えるためおすすめです。
(8)アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)のグローブ(グラブ)
アンダーアーマー UNDER ARMOUR 硬式野球 野手用グラブ UA DL HB Outfielder Glove (L) 1341858
最近ではプロ野球選手が使用しているのをよく見かけます。型がしっかりとしていて崩れにくいグローブです。見た目もかっこよく高校生に人気があります。プロ野球選手と同じグローブを利用したい方におすすめです。
(9)HI-GOLD(ハイゴールド)のグローブ(グラブ)
限定特注品 ハイゴールド ソフトボール 3号球 グローブ 数量限定 送料無料 オールラウンド グラブ 右投げ/左投げ用/ソフトボール用品/グローブ スペシャルオーダー
ハイゴールド 野球用 一般軟式グラブ ソフトボール用 ベーシックシリーズ BSG-8754 hig20ss
グローブと手が一体化するようなフィット感があるのがハイゴールドのグローブです。良質な本革を使用しているため使用頻度多く年月がたっても程よい握りの感覚があります。
(10)NIKE(ナイキ)のグローブ(グラブ)
ナイキはバスケのイメージが強いスポーツメーカーですが野球用品にも力を入れており非常に機能的なグローブとなっています。軽いため操作がしやすく、軽快なプレーが可能となっています。グローブの重さを意識する方にはおすすめです。
グローブのメンテナンス
オイルの付け方
グローブを長く使うためには毎日メンテナンスが必須です。まず、グローブに付着した土や泥をグローブ専用のブラシなどで軽く落とします。次にグローブ専用の汚れ落としを雑巾やタオルに少量付けてブラシで落ちない汚れを落とします。最後に保湿系のオイルを薄く全体につければメンテナンス完了です。
グローブの保管方法
メンテナンス完了後のグローブの保管方法はポケットにボールを入れてグラブホルダーなどでグローブを締めて保管します。こうすることで、グローブのポケットが作りやすく、捕りやすいグローブになります。
他にはグローブの指先部分を下にしてグローブを立てて置いたり、親指と小指の部分を下に向けて置くことでグローブの型が崩れずに保管することができます。
まとめ
グローブおすすめは使用する人によって型が変わり、使用していくごとに自分の手の形に馴染んでいきます。ネットで買える時代ではありますが、実際に試着してから購入することをおすすめします。サイズを確認せずに購入したために大きすぎて使えないということがあるので、購入するメーカーが決まっているのであればそのメーカーのショップへいくのもよいかもしれません。