東京オリンピックから再びソフトボールと野球が追加種目となり、女子ソフトボールは北京オリンピック以来の金メダル獲得に注目が高まっています。ソフトボールはピッチャーが花形のポジションと言われており、テレビ番組などでプロ野球選手にソフトボールのピッチャーが投げた球が打てないシーンをよく見かけます。
今回、ソフトボールのピッチャーが使うグローブの選び方や注意点などご紹介していきます。これからソフトボールを始める方やどのようなグローブを選んで良いか分からない方はぜひ参考にしてみてください。
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目次
ソフトボールと野球の違い
ソフトボールと野球ではボールの大きさが異なります。野球のボールは直径約7.3cm。ソフトボールのボールは直径3号球で約9.7cmと野球のボールに比べてソフトボールのボールは少し大きいです。そのため、ボールを捕球するポケットが深くなっており、野球のグローブに比べて捕球しやすいように少し大きく設計されています。
基本的に日本のソフトボールでは高校生まではゴムボールが使用されています。大学生や社会人になるとゴムボールに加えて革ボールが使用されます。そのため、グローブを選ぶ際には自身がプレーするボールの素材にあったグローブを選ぶことがポイントです。
ソフトボール用グローブの素材
天然皮革
ソフトボール用グローブに使われている素材として主に天然皮革が使われています。天然皮革は使えば使うほど柔らかくなり、手に馴染んでいき、丁寧に手入れをすれば長期間使用できる特徴があります。
合成皮革
また、人工的に作られた合成皮革もありますがグローブにはあまり使われていません。主にバッティング用グローブに使われています。合成皮革は強度や耐久性には優れていますが、柔軟性や馴染みやすさには欠けており、グローブにはあまり向いていない特徴があります。
メッシュ
最近ではグローブの素材にメッシュ素材を使うこともあります。メッシュ素材を使うことによって通気性の向上や軽量化に優れるためピッチャーでメッシュ素材を使用している選手も多くいます。
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ソフトボールのピッチャー用グローブを選ぶ時のポイント
グローブのデザイン
グローブを選ぶ上で最も重視するポイントは見た目などのデザインではないでしょうか。身につけていてかっこよかったり、自分の好きな柄や色などグローブを選ぶポイントは人それぞれあります。グローブの柄や色の組み合わせはグローブをオーダーすれば自分の好きな柄や色を選ぶことができ、自分だけのオリジナルグローブを作成することも可能です。
グローブの重さ
グローブを選ぶ時に、重さも重要なポイントです。ピッチャーのグローブの重さは人それぞれで、軽くすることによってピッチングに影響を出さないことを意識する選手や力強い球を投げるためにグローブを重くしている選手もいます。
グローブの型
グローブには人それぞれに合った型があります。ピッチャーの場合、横とじ型や縦とじ型があります。スポーツ店などで自分にあった型に型付けできる店もあるので、扱いやすいグローブの型を見つけて選ぶこともポイントです。
野球用グローブをソフトボール用で利用する時の注意点
野球用グローブをソフトボール用として使用している選手も多くいます。しかし、野球のボールと異なり、ソフトボールのボールは大きい分、捕球した時の衝撃が強いため、野球用のグローブだとすぐに皮が破けてしまうことがあります。
グローブを選ぶ時の注意点
グローブの色
ソフトボールのピッチャー用グローブはボールと同じ色を使用してはいけないルールがあります。ゴムボールでは白色のグローブを使用してはいけません。革ボールでは黄色のグローブを使用してはいけません。ボール以外の色であれば何色使用しても良いので自分の好きな色を選んで好みのデザインにすることができます。
グローブの型
ピッチャー用グローブの型には大きく分けて2つあります。1つ目は横とじと呼ばれる親指以外の指を曲げて作る型です。2つ目は縦とじ型と呼ばれる親指と小指を合わせるように作る型です。ピッチャーはボールを投げる際にグローブを付けている手を引くので、力を入れた時どちらのとじ方が一番力が入るか確認して、自分に合ったグローブの型を作りましょう。
ウェブの型
ピッチャー用グローブのウェブは投げる球種を相手に知られないように隙間が開いていないウェブを使用するのが理想です。
グローブのメンテナンス
オイルの付け方
グローブを長く使うためには毎日メンテナンスが必須です。まず、グローブに付着した土や泥をグローブ専用のブラシなどで軽く落とします。次にグローブ専用の汚れ落としを雑巾やタオルに少量付けてブラシで落ちない汚れを落とします。最後に保湿系のオイルを薄く全体につければメンテナンス完了です。
グローブの保管方法
メンテナンス完了後のグローブの保管方法はポケットにボールを入れてグラブホルダーなどでグローブを締めて保管します。こうすることで、グローブのポケットが作りやすく、捕りやすいグローブになります。
他にはグローブの指先部分を下にしてグローブを立てて置いたり、親指と小指の部分を下に向けて置くことでグローブの型が崩れずに保管することができます。
まとめ
今回はソフトボールのピッチャー用グローブの特徴や買う時のポイントを紹介しました。自分の好みや重要視するポイントは自身にあったグローブを探してみて大切に使いましょう。もし分からないことがあったらスポーツショップの店員さんに聞くこともおすすめです。世界に一つの自分だけのグローブでソフトボールを全力で楽しみましょう。
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