皆さん、ソフトボールのピッチャーは野球と比べてピッチャープレートからのホームベースまでの距離が短く、下手投げすることが印象的なのではないでしょうか。野球で小学生とプロ野球のピッチャーの距離が異なるのと同様に、ソフトボールでも性別や年代によって距離が異なります。今回はソフトボールでのピッチャープレートからホームベースまでの距離を性別・年代別に解説していきます。
 

スポンサーリンク


 

ソフトボールのピッチャーの距離の違い

【ソフトボール】ピッチャーからホームまでの距離を解説!
ソフトーボールのピッチャープレートからホームベースまでの距離は小学生、一般男子(中学生以降)、一般女子(高校生以降)、その他の4種類にわかれます。塁間の距離、ピッチャーサークルの大きさ(半径2.44m)は同じですが、性別や年齢によってそれぞれピッチャーの距離が変わってきます。

小学生

小学生の距離は10.67mです。こちらは男女問わず同じ距離となります。

一般男子

中学生以降の男子の距離は14.02mです。高校生、成人なども同じ距離から投球することになります。小学生と3m以上離れるため、進学した際に慣れるのに時間がかかることがあります。

一般女子

高校生以降の女子の距離は13.11mです。男子との力差があるためですが、男子に負けずと女子も力強いスピードボールを投げます。

その他

中学生女子、エルダー、エルデスト、シニアの距離は12.19mです。
※エルダー:35歳以上の女子によって編成されたチーム
※エルデスト:50歳以上の女子によって編成されたチーム
※シニア:59歳以上の男子によって編成されたチーム
 

スポンサーリンク


 

野球との体感速度の違い

【ソフトボール】ピッチャーからホームまでの距離を解説!
野球のピッチャープレートからホームベースまでの距離は18.44mです。これはソフトボール一般女子の距離の約1.4倍の差があり、ソフトボールピッチャーが投げるボールのスピードの体感速度は野球の約1.4倍になります。

女子ソフトボールの上野由岐子投手は歴代最速で121kmを記録していますが、このスピードは野球の体感速度で約160〜170Km/hになります。

投球後にキャッチャーのミットに届くまでの時間は約0.3秒になり、いかに驚異的なスピードかがわかります。約0.3秒の間にバッターは球筋を見極めて打たなければならないので、ジャストミートするのは非常に困難です。

ソフトボール男女速球派ピッチャー

プロ野球選手で速球派ピッチャーと言えば大谷翔平投手を思い浮かべるのではないでしょうか。大谷投手はピッチャーとバッターの二刀流選手としてMLBのロサンゼルス•エンゼルスに所属しています。

2016年、日本ハムファイターズに在籍している時には当時の日本最速となる165Km/hの球速を記録しました。ソフトボール界も野球に負けておらず、多くの速球派ピッチャーが存在しています。

女子

上野由岐子投手(ビックカメラ所属)

歴代最速となる121Km/hを記録しています。日本女子ソフトボール界を代表するピッチャーで、2008年の北京オリンピックでは見事金メダルへと日本を導きました。

モニカ・アボット投手(トヨタ自動車所属)

アメリカ合衆国の投手で、最速120Km/hを記録しています。上野選手と変わらないスピードだけでなく、サウスポーでさらに191㎝という高身長をいかしたピッチングでアメリカ代表として日本代表と何度も名勝負をおこないました。

男子

松田光投手(平林金属所属)

大谷翔平投手と同じくピッチャーとバッターの二刀流選手です。松田投手はストレートだけでなく、下に鋭く落ちるドロップボールで128Km/hを記録しています。2019年6月にチェコで行われた世界選手権でピッチャー・バッターともに活躍し日本を準優勝に導き、2019年には世界ソフトボール連盟が選ぶ年間最優秀選手に選ばれました。

岡崎建斗投手(大阪桃次郎所属)

日本最速のピッチャーであり、松田投手よりも速い131Km/hを記録しています。世界ジュニア選手権から日本代表選手として選ばれ、豪速球とライズボールが持ち味のピッチャーです。

アダム・フォーカード投手(オーストラリア)

世界最速のピッチャーであり、高身長からMAX135〜139Km/hを投じ、各国の代表チームを翻弄してきました。日本代表もこのピッチャーに何度も苦しめられています。

まとめ

ソフトボールのピッチャーの距離は性別や年代によって異なります。性別や年代関係なくルールは同じですが、ピッチャープレートからホームベースまでの距離が異なることでスピード感やボールを打った時の飛距離などが変わってくるので、攻撃や守備の時に注意が必要です。

ソフトボールの距離が短いことによる魅力は、スピード感を味わうことができるだけでなく、"下手投げ"や"ライズボール"など野球にはない軌道や変化球を体感できることです。

今回、ピッチャーの距離について解説させていただきましたが、ソフトボールは競技スポーツとしてだけではなく、地域スポーツ、レクリエーションスポーツ、生涯スポーツと様々な分野でプレーされており、性別や年代関係なく楽しめるスポーツです。是非一度体験してみてください。

Softball Timesでは『素人からわずか3年でインターハイベスト8を達成した非常識な最強ウインドミル習得法』をご提供しております。普通の指導者では教えてくれないそんなありえない上達法をあなたは知りたくはありませんか?

スポンサーリンク

お取り扱いグローブ案内

取り扱いソフトボールグローブ
Softball Times公式オンラインストアは現役ソフトボールプレーヤー達が厳選したアイテムを取り扱うソフトボール専用オンラインストアです。大手メーカーにはない、メーカーがこだわり抜いたグラブなどの希少性の高いアイテムを提供しております。

Twitterでフォローしよう