本塁の手前でワンバウンドした投球に、打者がバットを振って空振り。「地面に落ちた球だからボールでは?」と思うかもしれませんが、正規の投球を空振りした場合は、バウンドしていてもストライクです。
ソフトボールのファストピッチでは、「投球が地面に触れたか」だけでなく、打者が振ったかどうかで判定が変わります。ここでは、球が打者の身体やバットに触れなかった場面を整理します。
初球がバウンドし、空振りしたら?
0アウト・走者なし、0ボール0ストライク。投手の正規の投球が本塁の手前で地面に触れ、低く跳ねました。打者はその球を打ちにいきましたが、バットには当たりません。捕手が後ろで球を止めました。

この場合は1ストライクとなり、カウントは0ボール1ストライクになります。初球なので三振ではありません。バウンドしたことを理由に、空振りがボールへ変わるわけではありません。

同じバウンドでも、振らなければボール
WBSC規則5.4.3(c)(ii)は、正規の投球を打ちにいって空振りした場合をストライクとしています。一方、5.4.3(a)(i)では、振らずに見送り、投球が本塁へ達する前に地面に触れた場合はボールとしています。
- 本塁の手前でバウンド→空振り:ストライク。
- 本塁の手前でバウンド→振らずに見送る:ボール。跳ねた後にストライクゾーンを通っても同じです。
いずれも、球が打者に当たらず、他の反則などがない正規の投球の例です。「バウンドしたから必ずボール」「捕手が捕ったからストライク」と覚えると、判断を誤りやすくなります。
バウンドしただけでプレーが止まるわけではない
この場面では、バウンドや空振りだけでボールデッドにはなりません。別の理由でプレーが止まらなければ、球はライブです。走者がいる場合は、アウトになる危険を伴って進塁できるため、守備も走塁も「地面に触れたから終わり」とは考えないようにしましょう。
打者に当たった場合や、第三ストライクは分けて確認
空振りした球が打者の身体に触れた場合は、5.4.3(d)(ii)によりストライクでボールデッドとなります。球がバウンドしたかどうかだけで「死球で一塁」と判断することはできません。
また、今回は初球の例です。すでに2ストライクだった場合は、第三ストライクを捕手が正規に捕ったか、一塁に走者がいるか、アウト数はいくつかなど、第三ストライクの規則も関わります。「空振りでストライクになること」と「第三ストライクで直ちにアウトになるか」は別に確認してください。
公式根拠と確認範囲
WBSC Official Rules of Softball Fast Pitch 2026–2029の5.4.3(a)(i)・(c)(ii)・(d)(ii)、第三ストライクについて5.4.4および5.5.1(b)を参照しています。
確認日:2026年11月2日。国内JSA当年度規則全文および大会特別規定との完全照合は未了です。国内大会では、その大会の採用規則を確認してください。
大会結果や練習のヒントをLINEで受け取りませんか?
Softball Times公式LINEでは、ソフトボールの大会結果・練習のヒント・チーム情報などをお届けしています。






