女子ソフトボール界のレジェンドとして注目を集めている上野由岐子選手。世界最強の絶対的エースとして、今もなお世界のトップに君臨しています。彼女は女子ソフトボール日本代表で、ビックカメラ女子ソフトボール高崎に所属し、ピッチングコーチ兼投手を務めています。今回は上野由岐子選手の所属やポジション、成績などのプロフィールについてご紹介致します。

ソフトボール日本代表 上野由岐子選手の経歴やプロフィールを紹介_プロフィール写真
ビックカメラ女子ソフトボール高崎 BEE QUEEN&陸上部

 

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上野由岐子選手プロフィール

所属:ビックカメラ女子ソフトボール高崎
ポジション:ピッチャー
背番号:17
右投右打
出身:福岡県福岡市
出身校:九州女子高校(現:福岡大学付属若葉高校)
愛称:うえぴー
著書:『情熱力。‐アスリート「上野由岐子」からの熱いメッセージ‐』創英社

獲得メダル

アジア大会

金 2002年 釜山
金 2006年 ドーハ
金 2010年 広州
金 2014年 仁川
金 2018年 ジャカルタ

世界選手権

銀 2002年 サスカトゥーン
銀 2006年 北京
金 2012年 ホワイトホース
金 2014年 ハーレム
銀 2018年 千葉

オリンピック

銅 2004年 アテネ
金 2008年 北京

個人賞受賞歴

最多勝利投手賞:8回(2003年・2004年・2007年・2008年・2011年・2012年・2013年・2017年)
最高殊勲選手賞(MVP):8回(2002年・2003年・2005年・2008年・2009年・2013年・2015年・2017年)
最優秀投手賞:6回(2004年・2006年・2007年・2008年・2009年・2017年)
ベストナイン:6回(投手部門)(2004年・2006年・2007年・2008年・2009年・2017年)
新人賞(投手部門):1回(2001年)

上野由岐子選手が築いた記録

日本リーグ通算勝利数197勝(歴代1位)
完全試合:7回(日本リーグ)、2回(世界大会)

ソフトボール日本代表 上野由岐子選手の経歴やプロフィールを紹介
出典:ビックカメラ女子ソフトボール高崎 BEE QUEEN&陸上部

 

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上野由岐子選手の経歴

彼女は小学校3年生でソフトボールを始め、ピッチャーとして活躍し始めます。小学校で県大会優勝、中学校で全国制覇、さらに高校ではジュニア選手権でエースとして優勝します。高校生で球速107km/hという日本人最速を記録したことで“オリエンタル・エクスプレス”の異名を獲得しました。

高校卒業後、日立高崎ソフトボール部(現在のビックカメラ女子ソフトボール高崎)に入部。史上初の2試合連続完全試合を達成し、2001年には新人王に選ばれました。
2002年、世界大会デビュー戦となった世界選手権であるアテネ五輪の出場権がかかった中国戦で完全試合を達成。
2004年アテネオリンピックでは、開幕戦のオーストラリア戦に出場するも、まさかの4回3失点KOで敗れ、銅メダルに終わりました。
2006年、北京で開催された世界選手権では世界一のアメリカに勝利したものの決勝ではKOされ、惜しくも銀メダルとなりました。そして2007年9月、日本人初の「1000奪三振」を達成。

2008年北京オリンピックでは、準決勝のアメリカ戦、同日夕刻の決勝進出決定戦の豪州戦と2試合続けて登板し、いずれも延長戦となり合計318球を投げ完投しました。翌日のアメリカとの決勝戦でも先発し、7回完投勝利。2日間で3試合413球を投げ、球技としてはモントリオールオリンピックの女子バレーボール以来となる日本の金メダルに大きく貢献しました。この活躍っぷりは大きく評価され、2008年の新語・流行語大賞で「上野の413球」が審査員特別賞を受賞しました。

2009年には日本リーグ山口大会でMAX121km/hで自己最速および世界最速を記録。
2010年、2002、2006年に続くアジア大会三個目の金メダルを獲得し、球速はここでも国際大会世界最速の121km/hを記録しました。
2012年の世界選手権では2日間で3連投を上回り、予選最終戦から3日間で4連投、決勝トーナメントを1人で投げ抜いて、42年ぶり2度目の世界選手権優勝へと導きました。
2013年の戸田中央総合病院戦では、68球で通算7度目となる完全試合を達成。その後のペヤング戦ではリーグ史上単独最多となる173勝目を挙げ、リーグ最多勝利記録を更新して歴代1位に輝きました。
2016年には怪我を負い、世界選手権での復帰を目指していましたがメンバーを外れました。
2019年、まだ記憶に新しいデンソー戦ではピッチャーライナーを左顎に受け救急搬送。全治3ヶ月の怪我を負いましたが手術は無事成功したと発表しました。

まとめ

日本女子ソフトボール界のレジェンドで最強の実力を持つ上野由岐子選手。世界最速といわれるストレートの球速121km/hは、体感速度160-170km/hにもなり、投げてからキャッチャーミットに入るまでなんとわずか0.3秒!その球威は金属バットをへし折ったこともあるほどです。球威だけでなくコントロール力も抜群で、変化球のコントロールなど、どの球種でもほぼ同じタイミング・同じフォームで投げ分けることができます。そんな上野選手の著書で『情熱力。‐アスリート「上野由岐子」からの熱いメッセージ‐』があります。話題の女子プロゴルファーの渋野日向子選手にも影響を与えた上野由岐子選手に今後も目を離せません。

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