ホームランを打った選手に、思わずハイタッチ! うれしい場面ですが、塁を回っている途中は、まず走者が自分で走塁を終えることを優先しましょう。
「ハイタッチをしただけで必ずアウト」と一括りにはできません。確認したいのは、接触によって走者の走塁を身体的に助けていないか、という点です。チームの約束としては「お祝いは本塁を踏んでから」にしておくと、余計な接触を避けやすくなります。
今回の場面:柵越えホームランのあと

打球が外野フェンスを越え、打者走者が塁を回っている場面です。コーチが手を上げても、走者はお祝いに気を取られず、一塁、二塁、三塁、本塁を順に踏んで走塁を完了させましょう。
注意するのは「走塁を助ける接触」
WBSCのファストピッチ規則5.10.3(a)(v)は、他の走者以外の人が走者を身体的に援助する場合を扱っています。条文にはインプレー中の援助に加え、ホームランなどでボールデッドとなった場合も、そのボールデッドの状態を維持する旨が記されています。
そのため、ホームランでプレーが止まったからといって、周囲が走者の身体を動かしてよいと考えるのは避けましょう。腕を引いて先へ進ませる、背中を押して進塁を助けるといった行為は、単なる声援とは区別して考える必要があります。
ハイタッチと援助は同じ意味ではない
手が触れたという事実だけで、すべての場面を同じ判定にすることはできません。接触の仕方や走塁への影響、適用される大会規則を踏まえた判断が必要です。「審判によって何でも変わる」という意味でもありません。
動画の「ハイタッチは待って!」は、あらゆるハイタッチを反則と断定するものではなく、走塁中に判断の対象となる接触を避けるためのチーム運用の提案です。
チームで決めておきたい3つのこと
- 走者:お祝いよりも各塁への触塁を優先し、自分で本塁まで戻る。
- コーチ:走塁中は声で迎え、手を引く・押すなどの身体的な援助をしない。
- ベンチ:走路を空けて待ち、本塁への触塁が終わってから迎える。
「まずはホームまで!」「お祝いは戻ってから!」と共通の声かけを決めておけば、うれしい場面でも迷いにくくなります。
よくある質問
軽く手が触れただけでも必ずアウトですか?
この記事では、単なる接触だけを理由に一律アウトとは説明していません。実際の接触と走塁への影響を確認する必要があります。
本塁さえ踏めば、途中の塁は省略できますか?
できません。ホームランでも各塁を順に踏むことが大切です。本塁でのお祝いを急がず、最後まで走塁しましょう。
まとめ
ホームランのお祝いは、各塁と本塁を踏んでから。ハイタッチを一律に反則と決めつけるのではなく、走塁を助ける接触を避けることがポイントです。国内大会では、その大会で適用される規則・取り決めを確認してください。
大会結果や練習のヒントをLINEで受け取りませんか?
Softball Times公式LINEでは、全国のソフトボール大会結果・練習のコツ・チーム情報などを配信中。
参考:WBSC Official Rules of Softball Fast Pitch 2026–2029 5.10.3(a)(v)。画像・動画は説明用にAIで制作した再現イメージです。






