男子日本ソフトボールの二刀流男と言えば日本代表の松田光選手。打者では日本代表の4番をつとめ、ピッチングでも豪速球と多彩な変化球を操る日本屈指の選手です。
今回は、松田光投手のピッチングについて解説していきますので、ピッチャーをこれからはじめる方、ぜひ参考にしてみてください。(8分14秒〜)
〈出典:qooninTVさん〉
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目次
ポイント
1、身体の向き
松田投手はツーステップですが、その場合もワンステップと変わらず、ホームベース方向に飛んでボールをリリースするまでの間、身体の向きは真正面ではなく少し斜めを向いています。
ツーステップの場合、踏み込み方によっては一瞬腕の動きが止まりますが、腕は回すというより身体の横で振り下ろす力を使って投げています。身体の向きを少し斜めにすることによってスピードアップにも繋がりますので、スピードを上げたい方には重要な要素です。
少し斜めを向きながら前へジャンプ
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2、両腕の動き
両腕は、左右対称の動きをしていることがわかります。前に飛ぶ際、投げる腕は頭より上に振り上げており、グラブ側の腕も同様に頭より上に振り上げています。先ほど身体の横で腕を振り下ろすという説明をしましたが、グラブ側の腕も同様に身体の横で振り下ろすイメージて投げましょう。
グラブ側の腕も同様に身体の横で振り下ろす
3、腰の回転
松田投手の場合ツーステップなので、ワンステップよりも右足が自身の背中の後ろの方にきています。ツーステップの場合、ワンステップよりもさらに腰を回転させながら、右足を左足に引きつけてブラッシングしないと上手くボールに力が伝わりません。
イメージとしては、ブラッシングするときにバッティングと同じように腰を回転させることがポイントになります。松田投手はバッティングも超1流で腰を回転させる力が強いため、ピッチングでもその回転力を活かして球威をあげることが出来ています。
リリースの瞬間、右足は背中の後ろにあります。
リリース後、腰を回転させながら右足を左足に引きつけています。
フィニッシュ
まとめ
・身体の向きは少し斜めを意識する
・両腕は左右対称の動きを意識する
・ツーステップの場合は、腰を回転させながら右足を左足に引きつけてブラッシングをする
ツーステップでの腰の回転はボールのコントロールが難しいため、基礎であるブラッシングが出来るようになってから練習していきましょう。
この他にもウインドミルを習得するためには、ブラッシングや下半身の使い方、上半身と下半身の連動など様々なポイントが重要です。
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【プロフィール】
松田光(まつだ・ひかる)
右投げ右打ち/投手。千葉県出身。千葉敬愛高校→京都産業大学→未来都を経て、平林金属へ入団。日本代表では投打ともに活躍。
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