ソフトボールにおけるピッチャーの投球規定(ルール)はいくつかありますが、ルールを逸脱してしまうとイリーガル(不正投球)となってしまいます。ピッチャーは投球練習はもちろん大切ですが、ルールをしっかりと頭に入れておくことが重要です。今回はソフトボールの基本的なおさらいから、ピッチャーのルールを解説していきます。
スポンサーリンク
目次
ソフトボールのピッチャー ルール違反イリーガルとは?
ソフトボールにおけるイリーガルとは不正投球のことを指します。野球では一般的に“ボーク”と呼びますが、ソフトボールでは“イリーガルピッチ”と呼びます。正しい投球方法以外の投げ方は、すべてイリーガルピッチとなりますので注意が必要です。
ソフトボール ピッチャープレートのルール
投げる前
右足・左足の両足がピッチャープレートに触れているか、右足が軸となる場合は右足(軸足)をピッチャープレートに触れながら、左足(自由足)をプレート後方に置くのは合法的なピッチャープレートの踏み方です。しかし、右足(軸足)がピッチャープレートの側面だけに触れている場合はピッチャープレートに触れているとはみなされません。反対も同様で、左足が軸となる場合は左足(軸足)がピッチャープレートに触れながら、右足(自由足)を後方に置いているのは問題ありません。
投げた後
ボールを投げた後、後ろの自由足を前へ踏み出す際は、踏み出して良い範囲が決まっています。それはプレートの延長線上となるため、投げた後に自由足がこの延長線上から完全に出てしまうと、不正投球とみなされます。ただし、一時的に自由足がプレートの延長線上からはみ出してしまったとしても、最終的にプレートの延長線上に自由足がかかれば問題はありません。また、規約上、軸足はプレートの延長線上から出ていても問題ありません。
ソフトボール ピッチャーの投球について
投球準備
まず両足はピッチャープレートに触れている状態から始めます。キャッチャーのサインを見る場合は、両手は離し、片手にボールを持ちます。ボールを投げる直前は、両肩を一塁と三塁を結ぶ線と平行にし、ボールを両手で持ち、2秒〜5秒完全に停止します。
ルール改正する前は1秒~10秒の間にピッチングする決まりでしたが、ルール改正後は2秒〜5秒の間にピッチングするように変わりました。
投球動作
投球動作はピッチャーマウンド上で両手を合わせて完全停止し、グラブからボールを離したときから始まります。一度投球を始めたら、途中で止めたり腕を振り回したりなど紛らわしい投球動作をすると、不正投球とみなされます。
ソフトボールの投球は下手投げと決まっており、手と手首が身体の横を通過しながらボールを離さなければなりません。つまり、手首が肘よりも身体から離れると不正となるため、野球のアンダースローのような横投げはとペナルティ宣告をされるため注意しましょう。
スポンサーリンク
ソフトボールのピッチャー グローブのルール
ソフトボールのグローブは基本多色でもルール違反になりません。しかし、ピッチャーが使用するグローブは、グローブのひもを含め、多色でも良いのですが、ボール以外の色を使用しなければいけません。審判によっては、似た色でも注意される可能性があるので、色選びは慎重になる必要があります。
ソフトボールのピッチャープレートからホームベースまでの距離
ちなみに野球と比べてホームベースまでの距離は短く、球速は特に早く感じます。また、年代別にその距離も異なります。
小学生
10.67m
男子女子問わず同じ距離。
一般男子
14.02m
※中学生以降の男子の距離。
一般女子
13.11m
高校生以降の女子の距離
その他
12.19m
※中学生女子、エルダー、エルデスト、シニアの距離
※エルダー:35歳以上の女子によって編成されたチーム
※エルデスト:50歳以上の女子によって編成されたチーム
※シニア:59歳以上の男子によって編成されたチーム
ソフトボールピッチャーのルール違反 イリーガルのペナルティは?
ペナルティはバッターが球を打ったか打たなかったかによって異なります。
ピッチャーが投げた球をバッターが打たなかった時
1.ディレードデッドボール
※プレーが完了するまでボールインプレイで、そのプレーが一段落した後に、審判員が適切なジャッジをすること
2.打者に対してワンボールが宣告される
3.ランナーには1個の安全進塁権が与えられる
ピッチャーが投げた球をバッターが打った時
1.ディレードデッドボール
2.攻撃側の監督にプレイの結果を生かすか、不正投球をとるか選択権が与えられる
3.ヒットの場合、ランナー全員が進塁した時は不正投球は取り消される
4.不正投球がデッドボールになった場合、バッターには一塁への、ランナーには1個の安全進塁権が与えられる
まとめ
ソフトボールにおけるピッチャーのルール(投球規定)をご紹介致しました。ルール改定されているものもあるため、イリーガルに気をつけて試合を楽しみましょう。
Softball Timesでは『素人からわずか3年でインターハイベスト8を達成した非常識な最強ウインドミル習得法』をご提供しております。普通の指導者では教えてくれないそんなありえない上達法をあなたは知りたくはありませんか?
スポンサーリンク