中学生からソフトボールをはじめようか悩んでいませんか?ソフトボールが野球と似たスポーツであることは皆さんご存知だと思いますが、ソフトボールを始める上で具体的な違いやルール、ソフトボールの特徴などを知っておく必要があります。そこで今回は中学生からソフトボールを始めるにあたって事前に知っておくべきことについてご紹介致します。

【中学生編】今からソフトボール はじめる人向けの基礎知識
 

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ソフトボールについて

ソフトボールは野球から派生したスポーツですが、野球とは投球方法や競技場の規定、使用するボール、ルールなどが大きく異なります。ソフトボールが生まれたのは1887年、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴでの感謝祭の日。もともとは野球の練習のためのスポーツとして発明されました。日本でソフトボールが最初に行われたのは1921年で、アメリカ留学から帰国した大谷武一や石黒寅次によって、体育の授業の遊戯として紹介されたことがきっかけでした。

中学生ソフトボールの全国大会

中学生ソフトボール の全国大会は、春に開催される「都道府県対抗全日本中学生大会」、夏に開催される「全国中学校大会」、クラブチームでも参加が可能な「全日本中学生男子大会」の3つの大会があります。

都道府県対抗全日本中学生大会

「都道府県対抗全日本中学生大会」は、2005年から開催された大会で毎月3月に開催されます。都道府県ごとで選抜チームを編成し参加します。特定の強豪校だけが全国大会に出場できる機会が限られてしまうため、都道府県単位で選抜チームを編成して、強豪校でない選手にも全国大会へ出場する機会をあたえることも目的の一つとなっています。

全国中学校大会

「全国中学校大会」は、最も歴史のある大会で、高校生のインターハイのような1年の集大成となる大会です。都道府県予選、9地区予選(北海道、東北、関東、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州)を勝ち抜いた16チームが全国制覇を目指します。

全日本中学生大会

「全日本中学生大会」は、2001年から開催された大会で、毎年大阪府で開催されています。 この大会は、クラブチームでも参加することが出来ることが特徴です。

中学生ソフトボールのルール

人数

ソフトボールの試合は最低1チーム9人の選手で行います。試合前に提出するオーダー表に指名打者(DP)を記載すれば守備専門(FP)の選手と合わせて10人の選手が出場することができます。

イニング数

ソフトボールのイニング数は7回です。(コールドあり)

走者のリード

ソフトボールではピッチャーの手からボールが離れるまで、ランナーはベースを離れる事が禁止されており、リードは認められていません。ボールが手から離れる前にベースから離れてしまうとアウトになってしまうルールがあります。これを離塁アウトと言います。

リエントリー(再出場)

ソフトボールは交代された選手でも再度出場することが出来る独特なルールがあります。スターティングプレーヤーは、交代されても一度に限り再出場する事が認められています。※ただし、自分と交代した選手に限る。

ファストのピッチルール

国民体育大会やインターハイなどで採用されている公式ルールで、一般的なルールとして認識されています。ピッチャーが腕を上に振り上げ、後ろに1回転させて投げる「ウインドミル投法」が有名です。腕を1回転させる動作が風車のように見えることからこの名前がついています。

スローピッのルール

日本では上記のファストピッチルールを採用していますが、こちらのスローピッチルールは主にアメリカでレクリエーションとして打撃を楽しむためのルールです。スローピッチルールは年齢層によって様々なルール上の違いがあり、具体的には下記が挙げられます。

・ピッチャーの投げる投球は山なりで1.5m〜3.0mの高さでなければならず、ウインドミル投法は禁止
・2ストライク後のファウルは三振扱いでアウトになるが特別な事情がない限りアウトにならない
・バント、盗塁、スライディング、ホームでのクロスプレーは禁止
・ワイルドピッチ、パスボールでも走者は進塁できない
・デッドボールになっても、一塁に進むことができない
・二塁、三塁も一塁と同様に駆け抜けてもオーバーランにはならない
・守備はファストピッチルールの9人に1人を加えた10人で行い、ショートフィルダーと呼ばれる10人目の選手はどこを守ってもよい

中学生ソフトボールのグラウンド

ホームベースから外野フェンスまでの距離は男子が68.53m以上、女子が60.96m以上です。野球と比較してグラウンドのサイズは小さくなっています。塁間の長さは18.29mです。バッターボックス91cm×213cmとで野球とは形も異なります。ソフトボールは塁間が狭いので、バッターランナーと野手が衝突しないように、一塁ベースにはダブルベースと呼ばれる白とオレンジのベースが設置されています。

また、ピッチャーとキャッチャー間の距離は男子が14.02m、女子が12.19m(一般女子は13.11m)と距離が短いため、ピッチャーの球速は体感だと実際よりもかなり早く感じられます。

ソフトボールのポジション

ピッチャー・投手

ピッチャーはピッチャーサークルからキャッチャーに向かって投球します。投球する時には、瞬発力が必要となります。また、バッターとの距離が近く、速い打球が飛んでくるので反射神経も求められるポジションです。

キャッチャー・捕手

キャッチャーはホームベースの後ろで守り、ピッチャーの投げた球を受けるポジションです。キャッチャーには、配球やリード、盗塁阻止、バント処理、守備への指示などの役割をこなすために多くの能力が必要となります。一番試合に貢献出来る魅力的なポジションです。

ファースト・一塁手

ファーストは一塁ベース付近でベースより前で守るポジションです。ファーストには送球捕球や打球処理、バント処理などの役割があります。ピッチャーとキャッチャーを除いたポジションの中で、一番守備の機会が多くあります。

セカンド・二塁手

セカンドは一塁ベースと二塁ベースの間で守るポジションです。セカンドには打球処理やバント処理、中継プレーなどの役割があります。練習すればするほど身についてくるので、たくさん練習する必要があります。

サード・三塁手

三塁ベースとホームベースの間で三塁よりの位置で守るポジションです。サードには、打球処理やバント処理などの役割があります。左バッターの場合、バントやスラップなど内野手安打を狙った攻撃を仕掛けてくるので、常に素早い動きが必要となります。守備が上手くないと相手から狙われてしまうポジションなのでたくさん練習する必要があります。

ショート・遊撃手

塁間が狭いソフトボールでは、捕球してから素早く送球するので、送球の正確性が求められます。ショートは一番多く打球が飛んでくるので高い運動能力が必要とされるので、たくさんの練習をつまなければなりません。

レフト・左翼手

レフトはホームベースの左側でショートの真後ろを守るポジションです。

センター・中堅手

センターはホームベースの正面で二塁ベース後を守るポジションです。

ライト・右翼手

レフトはホームベースの右側でセカンドの真後ろを守るポジションです。

 

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ソフトボールの道具

グローブ

ポジションによって使用するグローブは異なります。キャッチャーとファーストは捕球面が広いミット、セカンドはコンパクトなタイプがオススメですが、まだポジションが決まっていない場合は、オールラウンド用を選ぶと良いでしょう。素材は本革と合皮があり、どちらもメリット・デメリットがあります。購入する際は、実際に自分の手にはめて選びましょう。

【中学生編】今からソフトボールをはじめる人向けの基礎知識_おすすめのグローブ

バット

使用するバットは使用するボールの大きさに合わせる必要があり、1号〜3号の3種類あります。市販されている公認バットはほぼ全てアルミ等の金属製品やセラミックス製品で、グリップ部分には安全用のテープを巻くことになっています。中学生では3号球を利用します。

1号球:小学生・低学年向け
2号球:小学生向け
3号球:一般用

スパイク

中学生のソフトボールでは、金属製のスパイクを利用することが禁止されており、ポイントスパイクを利用します。スパイクといってもいろいろなメーカーがあり、それぞれ特徴がことなるので、自分にあったスパイクを選びましょう。

ソフトボールの打ち方

まず構え方ですが、ソフトボールはライズボールという浮き上がるボールがあるので、ライズボールに対応出来るように構える時はなるべくバットは立てることがコツです。スイングの際、足を引きつける時は足を上げたりせず、なるべくすり足で引きつけるようにしましょう。引きつけたらコンパクトにスイングをしていきます。インパクトの瞬間に力をいれてバットにボールをのせるイメージでスイングすることがコツです。この時、片手を離さないでしっかりと両手で振りきりましょう。

ソフトボール ボールの握り方

ソフトボールは大きいので初めは握りにくいかもしれません。ストレートは野球と同じベーシックな握り方で、多くの方はこの握り方で投げています。横の縫い目に合わせて、中指と人差し指の二本の指を引っ掛けて、親指、薬指、小指で支えます。

ソフトボール用語

ソフトボール特有の言葉が様々あり、ピッチャーやバッティング、ルールなどいろいろな場面でソフトボール用語が出てきます。しっかり意味を理解してプレーしましょう。

まとめ

ソフトボールは野球と似ているスポーツですが、グラウンドのサイズを始め、バットやボールのサイズ、ボールの投げ方や打ち方など大きく異なる点がたくさんあります。まずはルールを知った上で、自身にあったグッズなどを揃えていきましょう。

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ピッチャーは非常に重要なポジションで、ピッチャーの投球内容で試合の勝敗を大きく左右します。

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