みなさん、試合に勝つために試行錯誤しながら色々な練習をしているのではないでしょうか?今回はバッテリー間で大切だけど意外と見落としてしまう「配球」についてピッチャー向けにお伝えしていきます。もちろんキャッチャーや指導者の方も読んで損はさせません。「勝ちたい、もっと上手くなりたい」と思っている方はぜひご一読ください。
目次
ソフトボール 配球術
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【1】配球とは
配球やリードという言葉をよく耳にすると思いますが、この2つの言葉は似ているようで実は全く異なります。
リードは、ピッチャーの球速や球種、その日の調子、バッター、試合状況などを考慮して組み立てる事を指します。
例えば1死満塁の場面で、ピッチャーはストレート、ドロップ、チェンジアップの球種がある場合、キャッチャーはゴロを打たせてホームゲッツーを打たせたいと考えます。それを打たせるためにどのようにするかがリードになります。
それに対して、配球はその打者に対してどのように攻めるか、バッターの苦手なコース等を考慮し、どのように投球するのがベストなのかを考えて投げさせることです。
例えばバッターは外角が苦手でバッテリーとしては三振をとりたいとします。0ボール2ストライクで、内角の厳しいところを2球攻めたのち2ボール2ストライクになり、内角の印象が強くなり外角に投げれば三振をとる確率は高くなります。これを配球と言います。
リードは様々な状況を考慮した組み立て方のことで、配球はデータや傾向などを元にした組み立て方を言います。
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【2】配球は誰がするの?
みなさん、配球を気にして投げたり、配球をチームメイトに意識させて試合をさせていますか。学校によっては監督がサインを出して配球するチームもありますが、配球はキャッチャーが決めてピッチャーに指示をし投げるイメージの方が多いのではないでしょうか。
配球はキャッチャーだけで成り立つものではなく、ピッチャーがその配球に対してしっかり理解して投げないと意味がありません。なぜかというと当たり前ですがピッチャーがボールを投げるからです。ピッチャーが何も意識しないで投げるボールの威力は、意識して投げるボールと比較すると球質が大きく変わります。気持ちの面でも影響が出るでしょう。
配球について学び、理解して投げるピッチャーは「このバッターはここに投げれば打ち取る事が出来る」とイメージして投げます。そうすることによって、バッターの心理状況や間の取り方を学び、自分で考えて投げられるピッチャーになっていきます。
【3】まとめ
今回は基礎編として配球とは何か、なぜピッチャーも配球を勉強するべきなのかをお伝えしていきました。配球を意識して投げると、球の質が変わり1球1球意味を持って投げる事が出来るので、この記事を見て配球を学んでいただき、オリジナルの配球術を身につけて一緒に勝率をあげましょう。
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【プロフィール】
本庄 遥(ほんじょう・はるか)
兵庫県出身。宝殿中学校では全国ベスト4。創志学園高等学校に進学し、インターハイ優勝。立命館大学に進学後に、オーストラリアへ留学をし、「セインツ」でプレーをする。
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